講座申込方法

受付は終了いたしました。

概要

日程
全2回
2016年2月27日 (土) 〜
2016年3月12日 (土)
時間
各日 18:00~20:00
開場17:30~ 
料金
5,400円(税込) 
定員
45名様 
会場
本店内 小教室  

お問合せ先

青山ブックスクール

電話
03-5485-5513
メール
culture@boc.bookoff.co.jp
営業時間
平日 10時~20時
土・日・祝休み
住所
東京都渋谷区神宮前5-53-67
コスモス青山B2F
青山ブックセンター本店内
アクセス情報

2016年2月27日 (土) 〜 2016年3月12日 (土)

芸術を学ぶ

鷹野隆大×蔵屋美香
はだかと美術のエトセトラ 美術と性のABC

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※当日券あります!※
3月12日(土)18:00~20:00の第2回 現代編の当日券ございます。
受講料は2,700円(税込)です。ご参加ご希望の方は直接会場にお越しください。
お問い合わせは青山ブックスクール 03-5485-5513まで。
みなさまのご参加を心よりお待ちしております。

 

第二回・現代編、受講受付中
※第2回 現代編(3月12日(土))のお申込みを承っております。
ご参加ご希望の方はメールやお電話にてお気軽にお問い合わせください。



写真家とキュレーターが全2回を語りつくす、はだかと美術の込み入った関係

2014年夏、写真家・鷹野隆大さんの作品をめぐってある騒動が起きました。愛知県立美術館で開催された「これからの写真」展に出品された鷹野さんの作品が、わいせつ物の陳列にあたるとされ、愛知県警より美術館に撤去の指示がなされたのです。鷹野さんはこれに、撤去ではなく、白い布で作品の半分以上を覆うことで対応しました。鷹野さんだけではありません。検閲や抗議を受け、展示の変更や撤去を強いられた例は他にいくつもあります。

しかし、美術の歴史をひも解けば、はだかや性を扱う美術作品は枚挙にいとまがありません。ギリシャ彫刻はもちろん、ヨーロッパではルネサンス絵画から19世紀アカデミー絵画まで、中国や日本などアジア圏では春画など、無数の美術家たちが、はだかや性と向き合い、絵画、彫刻、写真、映像、パフォーマンスとさまざまな方法で表現を行ってきました。人間を人間たらしめる要素であるはだかや性は、今も昔も美術にとって大切なテーマの1つであり続けているのです。

東京国立近代美術館の美術課長、蔵屋美香さんは、2011年に「ぬぐ絵画―日本のヌード1880-1945」展を企画し、好評を博しました。ここで取り上げられた画家たち―黒田清輝、萬鉄五郎、安井曽太郎など―は、さまざまな混乱や取締りをかいくぐりながら、明治以降の日本にはだかの絵画を描き、また見る習慣を定着させていきました。こうした積み重ねの上に、(美術作品と認められる上品な範囲内で)、絵画の中のはだか(特に女性)を見ることにある程度慣れたわたしたちのこんにちが成り立っています。

写真家の鷹野隆大さん、キュレーターの蔵屋美香さん。「作る」立場の鷹野さんは、実際どのようにこのテーマに取り組んでいるのかを語り、「解釈する」立場の蔵屋さんは、東西の歴史を踏まえつつ、昔から今に続く問題点を洗い出します。立場の異なるお二人のディープなやり取りを通して、ぜひ一緒にはだかと美術の複雑な関係を考えてみませんか。

カリキュラム

第1回
2016年2月27日(土)
18:00~20:00
歴史編
主に蔵屋美香さんが、鷹野隆大さんを質問役に、はだかや性を扱う古今東西の美術作品についてお話します。明治の日本で起こった抱腹絶倒の騒動の数々もご紹介します。
第2回
2016年3月12日(土)
18:00~20:00
現代編
主に鷹野隆大さんが、蔵屋美香さんを質問役に、ご自身の作品について、こんにちの性をめぐる表現について、それを取り巻く環境についてお話しします。
鷹野隆大

鷹野隆大

たかの・りゅうだい

写真家。1963年福井県生まれ。2006年にセクシュアリティをテーマにした写真集『IN MY ROOM』(蒼穹舎)で第31 回木村伊兵衛写真賞を受賞。2011年には日本特有の街並みを写した写真集『カスババ』(発行:大和プレス/発売:アートイット)を発表。性や都市といった日常的な事柄を題材に、制度化された視覚の外側を模索している。他の写真集に『男の乗り方』(Akio Nagasawa Publishing、2009年)、『α』(SUPER DELUX、2012年)などがある。共著に、鈴木理策・松江泰治・倉石信乃・清水穣との『写真分離派宣言』(青幻舎、2010年)、文学研究者の新城郁夫との『まなざしに触れる』(水声社、2014年)がある。

展覧会情報
愛すべき世界(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館)
2015年12月20日〜2016年3月27日
公式サイト

蔵屋美香

撮影:森本菜穂子

蔵屋美香

くらや ・みか

千葉生まれ。千葉大学大学院修了。東京国立近代美術館美術課長。おもな展覧会に「ヴィデオを待ちながら―映像、60年代から今日へ」(2009年、東京国立近代美術館 三輪健仁と共同キュレーション)、「ぬぐ絵画―日本のヌード 1880-1945」(2011-12年、同 第24回倫雅美術奨励賞)、第55回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展日本館キュレーション(2013年、アーティスト:田中功起 特別表彰)、「泥とジェリー」(2014年、東京国立近代美術館)、「高松次郎ミステリーズ」(2014-15年、同 保坂健二朗 、桝田倫広と共同キュレーション)など。おもな論考に「麗子はどこにいる?―岸田劉生 1914-1918の肖像画」など。

ぬぐ絵画―日本のヌード1880-1945特設サイト(展覧会は終了しています)

東京国立近代美術館公式サイト:http://www.momat.go.jp/