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講座申込方法

受付は終了いたしました。

概要

日程
全6回
2014年12月12日 (金) 〜
2015年5月15日 (金)
時間
19:00~21:00 
料金
16,200円(税込) 
定員
45名様 
会場
本店内 小教室  

本講座ではテキストとして『現代美術史日本篇 1945-2014』(アートダイバー刊)を使用いたします。受講料にテキスト代(¥1,620/税込)は含まれておりません。
テキスト代(¥1,620/税込)を合わせてご入金をいただいた方には、テキストを郵送させていただきます(送料無料)。
『現代美術史日本篇 1945-2014』は11月21日刊行予定です。刊行前にご入金いただいた方につきましては、刊行後の郵送となりますことを予めご了承くださいますようお願い申し上げます。

本講座は椅子のみの環境となります。受講生のみなさまにはクリップボードをお貸しいたします。

お問合せ先

青山ブックスクール

電話
03-5485-5513
メール
culture@boc.bookoff.co.jp
営業時間
平日 10時~20時
土・日・祝休み
住所
東京都渋谷区神宮前5-53-67
コスモス青山B2F
青山ブックセンター本店内
アクセス情報

2014年12月12日 (金) 〜 2015年5月15日 (金)

芸術を学ぶ

『現代美術史日本篇1945-2014』刊行記念講座

中ザワヒデキから学ぶ 日本現代美術史のABC ~戦後1945年から現在2014年まで日本の現代美術のムーヴメントを追う

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 「どうも現代美術はよくわからない」
「日本の現代美術をもっと楽しみたい」
そんな方にご受講いただきたい、日本現代美術史の入門講座です。

講師は『近代美術史テキスト』や『西洋画人列伝』の著者で美術家の中ザワヒデキさんです。中ザワさんは美術家として活動をしながら、「現在の自分の視点で歴史をつくる」という姿勢で美術史に関する書籍を執筆されています。そして、この度、著書の一つである『現代美術史日本篇』の改訂版の刊行が決まりました。改訂版は新たに第8章として2010年以降の新しいフェーズが盛り込まれました。本講座ではこれを記念して、本書に即しながら戦後1945年から2010年以降、現在に至るまでの日本の現代美術を時代順に学んでいきます。

戦後、日本の現代美術は国内の社会情勢や、欧米諸国との関係など時代の流れとともに変動をし、さまざまな作品が生まれてきました。では、それぞれの時代にどのように呼応し、どのような表現が生まれてきたのでしょう。今回は、時代ごとの重要な作家、表現、活動を中心に、当時の社会と美術の関わり方をおさえながら、その動向と変遷を辿ることで、日本の現代美術への理解を深めていきます。

中ザワヒデキさんからのメッセージ
このたび改訂版として出版する『現代美術史日本篇 1945-2014』には二つの大きな特徴があります。一つは、美術家が書く美術史書であることです。私は、私の作品の最良の解説が美術史であるような作品を作っているつもりです。つまり自作品解説として、美術史を書くのです。もう一つは、循環史観です。「歴史は繰り返す」という言葉どおり、20世紀初頭以降の美術史はすでに4回目の繰り返しに突入しています。これを語るなら、歴史とは目次のことであると言い切れます。では「美術家が書く美術史書」であることと「循環史観」はどう切り結ぶのか。……といったことは講座の中で語ることとし、残された字数を、私が考える日本現代美術の魅力の開陳にあてたいと思います。九州派の菊畑茂久馬の『反芸術綺談』からの一節です。「一生懸命、真面目に描くということが、いかに自分に甘ったれたことか、誠実で糞真面目な絵が、いかに自分をかわいがった欺瞞的な行為か、それが、だんだんよーくわかってきたのです」。この続きは本書改訂版序文ならびに全6回の本講座でどうぞ。お待ちしています。

日程詳細

第1回
2014年
12月12日(金)
総論・美術家の美術史書・循環史観
『現代美術史日本篇 1945-2014 改訂版』は私にとって3冊目の美術史書になります。総論では「なぜ、美術家が美術史書を書くのか」について、そして本の中で繰り返し述べてきた「循環史観とは何か」を中心にお話しします。美術史を書くことは「現在の目をもって、過去の本質を能動的に読み取る行為」であるということです。
第2回
2015年
1月16日(金)
第1章 1945-1954 シュルレアリスムと多様性
第2章 1955-1959 前衛

敗戦後の日本。日本美術会は藤田嗣治に「戦犯画家」のレッテルを貼り国外に追い立てます(第1章)。高度成長。芦屋の吉原治良は「今までになかった絵をかけ」と言って「具体」が始まります。福岡の九州派はゴミを出品しようとして拒否され、アンフォルメル旋風が起こります(第2章)。

とりあげる予定の作家
第1章:藤田嗣治、東山魁夷、岡本太郎、桂ゆき、山口長男、
山口勝弘、瑛九 など
第2章:金山明、白髪一雄、村上三郎、田中敦子、元永定正、
不動茂弥、吉原治良 など
第3回
2月13日(金)
第3章 1960-1963 反芸術
第4章 1964-1979 還元主義と多様性

「真摯な芸術作品をふみつぶして行く二〇・六世紀の真赤にのぼせあがった地球に登場して我々が虐殺をまぬがれる唯一の手段は殺戮者にまわることだ」。篠原有司男のネオ・ダダ宣言です(第3章)。松澤宥は「オブジェを消せ」との声を聞き、関根伸夫らは「もの派」と呼ばれます(第4章)。

とりあげる予定の作家
第3章:篠原有司男、荒川修作、中西夏之、高松次郎、靉嘔、
草間彌生、横尾忠則 など
第4章:松澤宥、関根伸夫、李禹煥、小清水漸、高山登、彦坂尚嘉、
堀浩哉、諏訪直樹 など
第4回
3月13日(金)
第5章 1980-1984 脱前衛
第6章 1985-1994 再現芸術

PARCOのイメージ広告の時代。湯村輝彦の「ヘタうま」ブームと日比野克彦の「ダンボール・アート」。ポストモダン(第5章)。関西では森村泰昌がゴッホの自画像に扮し、東京では村上隆が「ランドセル」を作り中村政人が銀座の路上で「ギンブラート」を仕掛けます(第6章)。

とりあげる予定の作家
第5章:湯村輝彦、吉澤美香、川俣正、日比野克彦、中村一美、
大竹伸朗 など
第6章:森村泰昌、中ハシ克シゲ、宮島達男、村上隆、中村政人、
福田美蘭、小沢剛、会田誠 など
第5回
4月17日(金)
第7章 1995-2009 マニエリスムと多様性
ところで多様性という言葉は普段は良い意味で使われますが、美術史においては「強いイズム」の不在により沢山の弱いイズムが共存しているだけのつまらない状況かもしれません。20世紀初頭から数えて3番目の「つまらない時代」かもしれない第7章は、しかし今回の本書の改訂でずいぶん増補強化が行われた章でもあります。「悪い場所」「スーパーフラット」「マイクロポップ」がキーワード。私としては「方法」も加えたい。

とりあげる予定の作家
第7章:奈良美智、できやよい、山口晃、天明屋尚、鴻池朋子、
小谷元彦、宮永愛子、木村太陽、チン↑ポム、名和晃平 など
第6回
5月15日(金)
第8章 2010-2014 搾取前衛
歴史の記述は暴力的です。本来は境目などない時代を区分け、アートか美術かイラストか勝手に名付け、牽強付会な物語へと組み込みます。昔のことならともかく今の時代ならなおさらです。第8章は、今回の本書の改訂で新しく書き下ろされた章です。私の見方では「つまらない時代」に終止符が打たれ、新たな未知の領域へと突入しました。ハンドルネームの年若い表現者たちが一斉に出てきました。そこにフクシマがかぶさります。

とりあげる予定の作家
二艘木洋行、梅沢和木(梅ラボ)、藤城嘘、カオス*ラウンジ、
高橋大輔、竹内公太、あおいうに など
中ザワヒデキ

中ザワヒデキ

なかざわ・ひでき

美術家。1963年新潟生まれ。千葉大学医学部在学中の1983年よりアーティスト活動開始(第一期:アクリル画)。卒業後眼科医となるも1990年、絵筆をコンピューターのマウスに持ち替えイラストレーターに転身(第二期:バカCG)。1997年、CGの画素を文字等の記号に置き換え純粋美術家に転身(第三期:方法絵画)。2006年、方法主義では禁じていた色彩を再び使用(第四期:本格絵画、新・方法、第四表現主義)。宣言「方法主義宣言」「新・方法主義宣言」。特許「三次元グラフィックス編集装置」「造形装置および方法」。著書「近代美術史テキスト」「西洋画人列伝」「現代美術史日本篇」。CD「中ザワヒデキ音楽作品集」。

中ザワヒデキさん公式WEBサイト:「中ザワヒデキ網上桜閣」