2014年9月21日 (日)
芸術を学ぶ
Dance New Air – ダンスの明日 関連企画
黒田育世 × 中沢新一 対談

9月に新作振付作品『落ち合っている』を発表するダンサー・振付家の黒田育世さん。
そして 『アースダイバー』『野生の科学』『惑星の風景』をはじめ、著書がロングセラーを続けている思想家・人類学者の中沢新一さん。
このたび青山円形劇場とスパイラルホールを中心に開催されるダンスのフェスティバル「Dance New Air」の開催に連動して、黒田さんと中沢さんの対談を行います。2012年の作品『おたる鳥をよぶ準備』で「踊ることと死」から「生きること」を浮かび上がらせた黒田さんと、土地の神々と芸能のつながりに造詣が深く、舞踏家と共に踊りと農業を結びつけるワークショップも行っている中沢さん。初の顔合わせとなります。
Dance New Air – ダンスの明日
2014年秋、東京・青山を舞台に2002年から開催してきた「ダンストリエンナーレトーキョー」を引き継ぎ、新たなダンスフェスティバル「Dance New Air – ダンスの明日」が誕生します。
青山円形劇場とスパイラルホールでは、協働クリエーションにフォーカスをあてた8作品を上演。また、24日間の会期中には、こどもの城ピロティでの屋外パフォーマンス、シアター・イメージフォーラムでのダンスフィルム、青山ブックセンター本店でのブックフェア、ダンスワークショップ、アーティスト・イン・レジデンスとワーク・イン・プログレスなど、ダンスに関する多彩なプログラムを開催します。
ダンスの今、そして未来を、アートと日常がとけあう街・青山で体感してください。
会期:2014年9月12日(金)〜 10月5日(日) 24日間
会場:青山円形劇場、スパイラルホール、シアター・イメージフォーラム、青山ブックセンター本店 他
www.dancenewair.jp

MIURA DAISUKE
黒田 育世
くろだ いくよ
BATIK 主宰、振付家・ダンサー。
6歳よりクラシックバレエをはじめる。
谷桃子バレエ団に所属しながら97 年渡英、コンテンポラリーダンスを学ぶ。
00 年より伊藤キム+輝く未来で活動。02 年にBATIK を設立。
カンパニーでの活動に加え、飴屋法水、古川日出男、笠井叡、野田秀樹などさまざまなアーティストとのクリエーションも多い。映画『告白』(中島哲也監督)への出演も話題となった。

中沢新一
なかざわ しんいち
思想家、人類学者。明治大学野生の科学研究所所長。
1950年山梨県生まれ。
著書に『チベットのモーツァルト』『森のバロック』『アースダイバー』『芸術人類学』『芸術人類学』『日本の大転換』『大阪アースダイバー』『野生の科学』ほか多数。『吉本隆明の経済学』(筑摩書房近刊)。
哲学、科学、経済、歴史、地理、生物から芸術まで、そして3.11以降あらわになってしまった綻びや、不透明な未来に対して示される長期的かつ俯瞰的な視点は、後続の研究者や多様なジャンルの芸術家・クリエイター達に大きな影響を与えている。