イベント申込方法

受付は終了いたしました。

概要

日程
2020年2月12日 (水)
時間
19:00~20:30
開場 18:30~
料金
1,540円(税込)
定員
50名様
会場
本店内 小教室

2020年2月12日 (水)

刊行記念

『20XX年の革命家になるには──スペキュラティヴ・デザインの授業』刊行記念

長谷川愛 × 藤井太洋 トークイベント
「未来をプロトタイプするフィクションの力」

「問い」を創造し、今の(そしてこの先の)世界の別の可能性を思索する、スペキュラティヴ・デザイン。社会を変えうる未知のビジョン(それはプロダクトやサービスかもしれませんし、政策かもしれません)を提示する態度として注目されています。

文化や意識の変革にまで視野を広げて問いを生み、「当たり前」を疑う想像力の駆動には、まだここにない状況や感情をプロトタイプし、オルタナティブなビジョンを描き出すフィクションの手法が欠かせません。

本イベントでは、スペキュラティヴ・デザインを提唱者のアンソニー・ダン&フィオナ・レイビーから学び、各教育機関で独自の講義に展開しているアーティストの長谷川愛が、未来をプロトタイプするフィクションの力について、著書の中でも対談したSF作家の藤井太洋氏と紐解きます。

モデレーター:塚田有那(編集担当)

プロフィール

長谷川愛

長谷川愛

アーティスト、デザイナー。バイオアートやスペキュラティヴ・デザイン、デザイン・フィクションなどの手法によって、テクノロジーと人がかかわる問題をテーマとする作品を発表する。IAMAS卒業後、渡英。2012年英国ロイヤル・カレッジ・オブ・アート(RCA)にてMA修士号取得。2014年から2016年までMITメディアラボにて研究員、MS修士号取得。2017年4月から東京大学 特任研究員。《(不)可能な子供((im)possible baby)》が第19回文化庁メディア芸術祭アート部門優秀賞を受賞。森美術館、アルスエレクトロニカなど、国内外で多数展示を重ねる。

藤井太洋

藤井太洋

SF作家。1971年、鹿児島県奄美大島生まれ。国際基督教大学中退。ソフトウェア開発会社イーフロンティアに勤務しながら小説を執筆するようになり、2012年、電子書籍で『Gene Mapper -core-』を発表。7000部を売り、「2012年Kindle本・年間ランキング小説・文芸部門」で1位を獲得。2013年、『Gene Mapper -core-』を増補改稿した『Gene Mapper -full build-』(早川書房)で作家としてデビュー。2015年、『オービタル・クラウド』で第35回日本SF大賞、第46回星雲賞を受賞。第18代日本SF作家クラブ会長に就任する。

塚田有那

塚田有那

編集者、キュレーター。世界のアートサイエンスを伝えるメディア「Bound Baw」編集長。一般社団法人Whole Universe代表理事。2010年、サイエンスと異分野をつなぐプロジェクト「SYNAPSE」を若手研究者と共に始動。12年より、東京エレクトロン「solaé art gallery project」のアートキュレーターを務める。16年より、JST/RISTEX「人と情報のエコシステム」のメディア戦略を担当。近著に『ART SCIENCE is. アートサイエンスが導く世界の変容』(ビー・エヌ・エヌ新社)、共著に『情報環世界 – 身体とAIの間であそぶガイドブック』(NTT出版)がある。大阪芸術大学アートサイエンス学科非常勤講師。http://boundbaw.com/

書籍情報

『20XX年の革命家になるには──スペキュラティヴ・デザインの授業』

『20XX年の革命家になるには──スペキュラティヴ・デザインの授業』

もしあなたが未来の革命家だったら──

RCAでスペキュラティヴ・デザインを学んだアーティスト長谷川愛が、MITメディアラボと東大で教えた授業をもとに、SDGsや倫理問題をふまえて社会変革に挑むための思索トレーニングブックとしてまとめた一冊(巻末付録としてワークキット+切り離せる126枚のカードを収録)。

テクノロジーに塗り替えられながら複雑化する現代社会において、いま「ものごとの根本からクリティカルに問い直す力」があらゆる分野で求められています。自分は革命家ではない、とあなたは思うかもしれません。しかし自分が身を置く世界を、このまま迎えるであろう未来を、あなたは肯定しているでしょうか。個人がよりよい世界を思い描いたとき立ち現れる、「いまここにあるもの/常識とされていることへの、問い」のみが、自分の生きる世界を変えることができるのです。

本書は、そんな根本的な問いを探求するスペキュラティヴ・デザインを、誰もが長谷川愛の手法で実践できるようにした一冊です。「スペキュラティヴ・デザイン」とは、およそ10年前に生まれた、越境的かつ批判的なまなざしを持ち、問題解決ではなく問題提起に注力していくデザインの態度のことです。本書では、過去から現在に至るさまざまな革命=価値の転換や創造を読み解きながら、スペキュラティヴ・デザインが初めて実践されたRCAの伝説のコース、デザイン・インタラクションズでの授業を振り返り、未来をプロトタイプするフィクションの力を探ると共に、昨今抜け落ちていた倫理教育、さらにはアジアのスペキュラティヴな未来に迫ります。巻末には「20XX年の革命家ワークキット」として、個人やグループでのアイディエーションを助けるカードとワークシートを収録。

実世界を認識し批評的に見つめる洞察力、オルタナティブや可能性を思索する想像力、サイエンスやエンジニアリングによる開発力、社会につなげていく実装力、この4つの力を育てることで、まだここにない未来をいま提示する勇気をあなたに授けます。