イベント申込方法

受付は終了いたしました。

概要

日程
2012年11月24日(土)
時間
18:00~19:30
(開場17:30~)
料金
1,050円 (税込)
定員
110名様
会場
本店 大教室

※入場チケットは、イベント当日受付にてお渡しします。当日の入場は、先着順となります。

お問合せ先

青山ブックセンター 本店
03-5485-5511 (10:00~18:00)
受付時間短縮中

2012年11月24日(土)

『BOOKS ON JAPAN 1931-1972
日本の対外宣伝グラフ誌』(ビー・エヌ・エヌ新社)刊行記念

森岡督行 × 仲俣暁生 × タカザワケンジ × 佐賀一郎 トークショー「世界へ向けられた日本のグラフィズム。不断の疾走──。」

イベント内容

『BOOKS ON JAPAN 1931-1972 日本の対外宣伝グラフ誌』の刊行を記念したこのトークショーでは、著者の森岡督行さんが、激動の時代に対外宣伝を目的に制作された本だからこそ持ち得た、日本人制作者たちの挑戦的な視座について、またその歴史的な意義について、写真・デザイン・メディア史に詳しい3人の登壇者たちと、未来の本、メディアの手掛かりとするべく語り合っていきます。

写真・デザイン・メディアに興味のある方のご来場お待ちしています。

プロフィール

森岡督行

森岡督行

古書店店主。1974年山形県生まれ。
東京・茅場町にある昭和2年築の古いビルで、写真集や美術の古書を扱う「森岡書店」を営む。

著書に『BOOKS ON JAPAN 1931-1972 日本の対外宣伝グラフ誌』(ビー・エヌ・エヌ新社)、『写真集 誰かに贈りたくなる108冊』(平凡社コロナ・ブックス)がある。

仲俣暁生

仲俣暁生

フリー編集者、物書き。1964年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。
編集者として『ワイアード日本版』、『季刊・本とコンピュータ』などを手がけ、 現在『マガジン航』編集人。武蔵野美術大学ほかで非常勤講師。

著書に『再起動せよと雑誌はいう』(京阪神エルマガジン社)、『極西文学論 Westway to the World』(晶文社)、編著に『ブックビジネス2.0』(実業之日本社)、『編集進化論』(フィルムアート社)などがある。

マガジン航

タカザワケンジ

タカザワケンジ

写真評論家。1968年群馬県生まれ。早稲田大学第一文学部卒。
写真評論のほか、写真家へのインタビュー、撮影現場のルポ、写真史をテーマにした講座など、写真についてのフィールドワークと執筆を行う。

『アサヒカメラ』(朝日新聞出版)、『IMA』(アマナホールディングス)、『PHOTO GRAPHICA』(MdN)『芸術新潮』(新潮社)、『美術手帖』(美術出版社)などの雑誌に寄稿。

佐賀一郎

佐賀一郎

デザイン史研究者。1976年宮崎県生まれ。慶応大学総合政策学部卒。
女子美術大学大学院森啓研究室で学び、スイスのBasel School of Designでウォルフガング・ワインガルトの指導を受ける。美術博士号を取得。タイポグラフィの実践と歴史が研究テーマ。女子美術大学、明星大学、多摩美術大学非常勤講師。

共著に『活字印刷の文化史』(勉誠出版)、訳書・解説に『ウィム・クロウエル:見果てぬ未来のデザイン』(ビー・エヌ・エヌ新社)がある。

書籍紹介

『BOOKS ON JAPAN 1931–1972 日本の対外宣伝グラフ誌』

ISBN:978-4-86100-826-9
定価:3,990円(本体 3,800円+税)
仕様:B5判変型/224ページ/上製/オールカラー
発売予定日:2012年10月26日
著者:森岡督行
撮影:高柳悟、水野聖二
発売:ビー・エヌ・エヌ新社

──世界へ向けられた日本のグラフィズム、その開展と結実。

本書では、1931年から1972年までに出版された日本の対外宣伝グラフ誌を106点選び、刊行年ごとにその表紙と中ページを掲載、制作背景やスタッフなどの概要を紹介しています。本書でいう対外宣伝グラフ誌とは、日本工房『NIPPON』や東方社『FRONT』に代表されるような、国家の政治的、軍事的方針や文化水準を直接宣伝している本の他に、欧文で制作された観光宣伝、輸出製品のカタログ、博覧会のカタログ、オリンピック案内の類も対象としています。

こうした国家や大企業の主導で企画された対外宣伝グラフ誌の制作には、充実した印刷設備が用いられ、日本の写真・グラフィックデザイン史のなかで重要な仕事を残した才気あふれる人材が登用されています。例えば『NIPPON』では名取洋之助、河野鷹思、山名文夫、亀倉雄策、熊田五郎、土門拳、藤本四八。『FRONT』では林達夫、原弘、多川精一、木村伊兵衛、渡辺義雄、濱谷浩などが参加。また輸出製品や観光・文化宣伝のカタログ・冊子には、藤田嗣治、横山大観、佐野繁次郎、棟方志功、岡本太郎などの画家・芸術家、小石清、植田正治、東松照明、石元泰博、細江英公、二川幸夫などの写真家、北園克衛、岡秀行、花森安治、永井一正、粟津潔、田中一光、杉浦康平、細谷巌などのアートディレクター・グラフィックデザイナーが起用されています。その結果、完成した誌面では、世界の潮流を組み込んだ日本独特のグラフィズムが展開されました。

対外宣伝グラフ誌の誌面・エディトリアルデザインには、刻々と変貌していった日本の姿が報道写真や広告記事を通して如実にあらわれています。その時代を生きた人々、存在した都市、あるいは支配した思想が克明に記録され、時を経た現在でも強烈なパワーを放ち続けています。現在に生きる私たちだからこそ、その時代がつくりあげた視覚メディアの意義を俯瞰することができ、その今日までの発展を考察することができるはずです。