イベント申込方法

受付は終了いたしました。

概要

日程
2013年2月28日(木)
時間
19:00~21:00
開場18:30~
料金
840円 (税込)
定員
100名様
会場
本店 大教室

お問合せ先

青山ブックセンター 本店
03-5485-5511 (10:00~18:00)
受付時間短縮中

2013年2月28日(木)

『建築映画 マテリアル・サスペンス』(LIXIL出版)刊行記念

鈴木了二 × 三宅唱 トークイベント 「Playback」と「建築映画」

イベント内容

映画は、「終わったあと=どうしようもなくなった事態」を撮るためにこそ現れたのだ、と建築家・鈴木了二は語ります。鈴木了二の新刊『建築映画 マテリアル・サスペンス』は、この終わったあとの世界をどう捉えるかという問題意識のうえに展開される映画論であり、建築論です。

一方、昨年秋に公開された三宅唱監督の映画「Playback」は大きな話題をよびました。
美しいモノクロ、繰り返される時間、学ランを着た40歳間近の男たちと、記憶に埋め込まれるかのような風景の数々。

緻密でありながら、直感的でもあるこの映画の文体に触れると、もはや観るものはかたときも目を逸らすことはできない。なぜなら、そこには「物語」に代わるべき、より直接的で、より純粋なサスペンスが横溢しているからだ。
――「Playback」によせた鈴木了二のコメントより

このトークショーでは三宅唱が鈴木了二の『建築映画 マテリアル・サスペンス』という映画の語り方をどのように受取ったのか、また鈴木了二が「建築映画」の視点から「Playback」をどう観たのかについてお話いただきます。いま映画や建築をつくること、そして観ることを架橋し、考えていく対話です。

トークショー終了後にサイン会を行います。

サイン会対象商品:『建築映画 マテリアル・サスペンス』『物質試行49 鈴木了二作品集 1973-2007』

プロフィール

鈴木了二

鈴木了二 すずき りょうじ

建築家。1944年生まれ。早稲田大学大学院修了。70年にfromnowを設立。83年、鈴木了二建築計画事務所に改称。73年より自身の作品を「物質試行」としてナンバリングし、建築はもとより、絵画、彫刻、インスタレーション、書籍、映像などの多領域にわたる「物質試行」は現在53を数える。

作品は、建築に「佐木島プロジェクト」「金刀比羅宮プロジェクト」、映像に「空地、空洞、空隙」、「DUBHOUSE」、書籍に『建築零年』、『非建築的考察』(ともに筑摩書房)、『鈴木了二作品集1973-2007』(LIXIL出版)などがある。また映像作家、七里圭との共同監督映像作品「DUBHOUSE」は、今年の第42回ロッテルダム国際映画祭短編部門に招待されている。

三宅唱

三宅唱 みやけ しょう

1984年札幌生まれ。2007年映画美学校フィクションコース初等科修了。2009年一橋大学社会学部卒業。
2009年短編『スパイの舌』(08)が第5回CO2・オープンコンペ部門にて最優秀賞を受賞。2010年初の長編作として『やくたたず』を製作・監督(第6回CO2助成作品)。最新作『Playback』(2012)が第65回ロカルノ国際映画祭インターナショナル・コンペティション部門に正式出品され、東京では10週のロングラン上映を記録した(現在全国ロードショー中)。

書籍内容

『建築映画 マテリアル・サスペンス』

建築家・鈴木了二は、建築・都市があたかも主役であるかのようにスクリーンに現れる映画を「建築映画」と定義します。「アクション映画」、「SF映画」や「恋愛映画」といった映画ジャンルとしての「建築映画」。この「建築映画」の出現により、映画は物語から解き放たれ生き生きと語りだし、一方建築は、眠っていた建築性を目覚めさせます。
鈴木は近年の作品のなかに「建築映画」の気配を強く感じると語ります。現在という時間・空間における可能性のありかを考察するために欠かすことができないもの、それが「建築映画」なのです。ヴァルター・ベンヤミン、ロラン・バルト、アーウィン・パノフスキーやマーク・ロスコの言葉にも導かれながら発見される、建築と映画のまったく新しい語り方。

本書で語られる7人の映画作家たち:ジョン・カサヴェテス、黒沢清、青山真治、ペドロ・コスタ、ブライアン・デ・パルマ、二人のジャック(ジャック・ターナー、ジャック・ロジエ)。黒沢清、ペドロ・コスタとの対話も収録。

上製、336頁(うちカラー16頁)
2013年1月30日刊行
定価:2,940円 (税込)