イベント申込方法

受付は終了いたしました。

概要

日程
2018年12月1日 (土)
時間
18:00〜19:30
開場 17:30〜
料金
1,620円(税込)
定員
110名様
会場
本店 大教室

2018年12月1日 (土)

刊行記念

『意味がない無意味』(河出書房新社)刊行記念

「現実と身体 」
千葉雅也 × 入不二基義 トークイベント

世界には〈意味〉と〈無意味〉がある。そして〈無意味〉には、二つの無意味がある。〈意味がある無意味〉と、〈意味がない無意味〉である。

『動きすぎてはいけない』で〈非意味的切断〉、すなわち〈意味がない切断〉により、全生活をインターネットが覆い、〈つながりすぎ〉で身動きがとれなくなっている現代に、切断の哲学を提案し話題になった著者。本書では、〈意味がない切断〉を引き起こす〈身体〉の哲学を提起する。

考えすぎる人は何もできなくなり、頭を空っぽにしなければ、行為できない……身体と行為の本質をめぐり、自らレスリングする注目の哲学者・入不二基義氏とスリリングな対話を展開する。

ベストセラー『勉強の哲学』でも注目の著者による待望のトークイベント。

プロフィール

千葉雅也

千葉雅也

ちば・まさや

1978年栃木県生まれ。東京大学教養学部卒業。パリ第十大学および高等師 範学校を経て、東京大学大学院総合文化研究科超域文化科学専攻表象文化論コ ース博士課程修了。博士(学術)。哲学/表象文化論を専攻。フランス現代哲 学の研究と、美術・文学・ファッションなどの批評を連関させて行う。現在は、 立命館大学大学院先端総合学術研究科准教授。著書に『動きすぎてはいけない ──ジル・ドゥルーズと生成変化の哲学』『別のしかたで──ツイッター哲学』『勉強の哲学──来たるべきバカのために』『メイキング・オブ・勉強の哲学』 『思弁的実在論と現代について──千葉雅也対談集』がある。

入不二基義

入不二基義

いりふじ・もとよし

19581111日生。神奈川県立湘南高校卒。東京大学文学部哲学科卒。同大学院博士課程単位取得満期退学。現在、青山学院大学教育人間科学部心理学科教授。青山学院大学レスリング部部長。日本マスタースレスリング連盟理事。主な著書として、『あるようにあり、なるようになる 運命論の運命』(講談社)『時間と絶対と相対と』(勁草書房)、『相対主義の極北』(筑摩書房)など。最近は、現実性と様相を巡る問題について考察している。最近著の論文「レスリング行為/レスリングする身体」は、『現代思想』20191月号(201812月末刊行)に所収予定。レスリング歴としては、51歳でレスリングを始め、57歳で公式戦の初勝利をフォール勝ちで飾る。2016年・2017年の全日本マスターズレスリング選手権試合では銀メダルを獲得している。

書籍情報

『意味がない無意味』

『意味がない無意味』

〈意味がある無意味〉と、〈意味がない無意味〉という二つの無意味がある。

 これまでの哲学がおもに扱ってきたのは、〈意味がある無意味〉だ。

 人間が把握できる意味は有限な意味であり、無限の多義性は無意味として現れる。〈無限の多義性〉という〈無意味〉を本書では〈意味がある無意味〉と呼んでいる。

 しかし、いま我々が直面するのはそういった無意味だろうか。理由なき犯罪があるように、理由なき無意味がある。

 千葉は、『動きすぎてはいけない』で〈切断〉を思考した。全生活をインターネットが覆い、〈つながりすぎ〉で身動きがとれなくなっている我々にとって、〈意味がない切断〉が有効であることを示したそして〈意味がない切断〉を引き起こすのは身体であると言う。

 考えすぎるというのは、無限の多義性に溺れることで、ものごとを多面的に考えるほど行為に躊躇する。ゆえに、考えすぎる人は何もできなくなり、頭を空っぽにしなければ、行為できないのだ

 本書は、緻密な企みをもって並べられた、精巧な〈コース料理〉のように供されるが、哲学、芸術から、ギャル男やプロレスまで論じた、〈雑文集〉として愉しむこともできる