イベント申込方法

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概要

日程
2019年7月27日 (土)
時間
13:30〜15:30
開場 13:00〜
料金
1500円(税込)
定員
50名様
会場
本店内 小教室

2019年7月27日 (土)

刊行記念

『光と私語』2刷記念+『これは演劇ではない DOCUMENT BOOK』刊行記念

「詩歌と演劇、その可能性と不可能性」
吉田恭大 × カゲヤマ気象台 × 山田亮太 × 山本浩貴 トークイベント

3月にいぬのせなか座から刊行され大きな話題を呼び、早々に2刷が決定した歌集『光と私語』、その著者である歌人の吉田恭大。
6月に刊行された『これは演劇ではない DOCUMENT BOOK』の企画・編集・発行人のひとりであり、『シティIII』で第17回AAF戯曲賞大賞を受賞、8月には「円盤に乗る派」として新作『清潔でとても明るい場所を』の上演を控えるなど、今もっとも注目される劇作家・演出家のひとりである、カゲヤマ気象台。
異なるジャンルの表現者との共同制作やパフォーマンスなどを通して現代詩の新たな地平を切り開き続けるユニット「TOLTA」のメンバーとして活動し、7月20日から東京都現代美術館で開催される「あそびのじかん」展への参加を控えるほか、個人としても、詩集『オバマ・グーグル』で第50回小熊秀雄賞受賞を受賞するなど、現代を代表する詩人として活躍する、山田亮太。

かれらはいずれも、演劇と詩歌という、異なる表現ジャンルのあいだの緊張関係のなかで活動してきた。

吉田は自らの作品に対し、短歌以上に演劇からの強い影響を公言し、ドラマトゥルク・舞台制作者としても積極的に活動している。
カゲヤマは『現代詩手帖』2018年11月号に寄稿した「山田亮太『オバマ・グーグル』上演のための構想メモ」やその(フェスティバル「これは演劇ではない」内での)実行が話題となり、また、新作『清潔でとても明るい場所を』でも、山田を、俳優と演出家への詩作指導という立場で招いている。
そして山田は、音楽家の蓮沼執太とのコラボレーション上演や、高山明の主宰する演劇ユニット「Port B」の企画への参加など、詩作と並行して絶えず「上演」という形式にコミットしてきた詩人として知られている。

彼らにとって、詩歌と演劇は、はたしてどのような関係のもとで把握されてきたのか。
両者はどのように接近し、混じりあい、あるいは反発しあい、影響を与えあうのか。
そのさきにあるものとは、いったいなんなのか。

司会には、『光と私語』を編集・デザイン・発行したほか、『これは演劇ではない DOCUMENT BOOK』にもデザイン・編集協力等で関わり、さらに山田が参加する予定の『TEXT BY NO TEXT』(橘上・松村翔子・山田亮太著、来年刊行)でも編集・デザイン・発行を担う、制作集団「いぬのせなか座」主宰の山本浩貴をおく。

詩歌と演劇、その過去と未来、可能性と不可能性を様々な角度から問いはじめる端緒としたい。

(いぬのせなか座 山本浩貴)

プロフィール

吉田 恭大

吉田 恭大

よしだ やすひろ

1989年鳥取生まれ。歌人、ドラマトゥルク、舞台制作者。2019年3月『光と私語』を刊行。現在は都内劇場に勤務する傍ら、歌会や演劇公演などの運営に携わる。Twitter:@nanka_daya

カゲヤマ 気象台

photo by Arata Mino

カゲヤマ 気象台

かげやま きしょうだい

1988年静岡県浜松市生まれ。早稲田大学第一文学部卒。東京と浜松の二都市を拠点として活動する。2008年に演劇プロジェクト「sons wo:」を設立。劇作・演出・音響デザインを手がける。2018年より「円盤に乗る派」に改名。2013年、『野良猫の首輪』でフェスティバル/トーキョー13公募プログラムに参加。2015年度にセゾン文化財団ジュニア・フェローに選出。近作に『幸福な島の誕生』(2019)『正気を保つために』(2018)『シティⅢ』(2017、第17回AAF戯曲賞大賞受賞)など。
Twitter:@kageyama_kisyo

山田 亮太

山田 亮太

やまだ りょうた

1982年生まれ。詩人。詩集に『ジャイアントフィールド』(思潮社)、『オバマ・グーグル』(思潮社、第50回小熊秀雄賞)。2006年よりTOLTAで活動。TOLTAでの主な制作物に書籍『現代詩100周年』、インスタレーション「質問があります」(アーツ前橋)、舞台作品「人間関数―トルタオーディオブック」(BUoY)ほか。
Twitter:@yamadaryouta

山本 浩貴

山本 浩貴

やまもと ひろき

1992年生まれ。いぬのせなか座主宰。同メンバーのhとともに、書物のデザインや編集、パフォーマンスの制作を行うほか、雑誌等へ批評や創作を寄稿。主なテクストに「新たな距離――大江健三郎における制作と思考」(『いぬのせなか座』1号)、「主観性の蠢きとその宿――呪いの多重的配置を起動させる抽象的な装置としての音/身体/写生」(「いぬのせなか座連続講座2」記録)ほか。主なデザインに「現代詩アンソロジー「認識の積み木」」(『美術手帖』2018年3月号)、加藤治郎『Confusion』(書肆侃侃房)、岩倉文也『傾いた夜空の下で』(青土社)ほか。
Twitter:@hiroki_yamamoto

書籍情報

吉田恭大『光と私語』

吉田恭大『光と私語』

言語表現を軸として活動する集団「いぬのせなか座」がデザイン・編集・流通すべてにわたってプロデュースするレーベル「いぬのせなか座叢書」第3弾として刊行された、注目若手歌人による待望の歌集。

装釘・本文レイアウトは、加藤治郎『Confusion』や岩倉文也『傾いた夜空の下で』等におけるデザインが話題の、いぬのせなか座主宰・山本浩貴+hが担当。さらに、同封される栞には、現代短歌を牽引する歌人である荻原裕幸・堂園昌彦が寄稿。

私語と定型がゆるく織り上げるこの場所の、この出会いの奥行きに向けて。いつか訪れる、百年生きたあとの葬儀のための第一歌集。

発売日:2019年3月31日
発行:いぬのせなか座
判型:163mm×111mm 280ページ
造本:コデックス装 本文二色刷り プラスチックカバー
装釘・本文レイアウト:山本浩貴+h

『これは演劇ではない DOCUMENT BOOK』

『これは演劇ではない DOCUMENT BOOK』

綾門優季・カゲヤマ気象台・額田大志による企画プロデュースのもと注目の若手団体6組+αが参加し、2019年1月3日〜21日までこまばアゴラ劇場にて行われたフェスティバル「これは演劇ではない」。その記録を、一冊に集成。
ステイトメントはもちろん、多数の関連イベント、「記者会見」、ワークショップ、事前座談会、並行して編集・刊行されたフリーペーパー、上演された6作品の戯曲、写真、後に行われた反省会、俳優含む参加者らが執筆したブログなど、告知を開始した2017年から本書刊行の2019年までの軌跡を、ページの積み重なりそのものを年譜=Timelineとする編集・デザインによってDocument化する。
装釘・本文レイアウト・編集協力は「いぬのせなか座」の山本浩貴+hが担当。戯曲とその上演記録、さらにそれらを囲うフェスティバル(の記録やコンセプト)を、ともに一種の〈詩〉として紙面上で拮抗・上演させた。
さらに、挟み込み小冊子として、『DOCUMENT BOOK+』を付属。渋革まろん氏による「これは演劇ではない」総評のほか、綾門優季、カゲヤマ気象台、山本浩貴の3名によるエッセイも掲載。フェスティバル全体を概観するとともに、『DOCUMENT BOOK』も含めた今回の一連の企画の実行・制作過程で生まれた思考を開示する。

演劇にとってフェスティバルとは何か。フェスティバルにとってドキュメント(その書物化)とは何か。書物や言語表現にとって戯曲/上演とはなにか。そして、私たちにとって演劇とはなにか。その試行錯誤のひとつをここに残す。

発売日:2019年6月3日
企画・編集・発行:「これは演劇ではない」実行委員会
判型:横177mm×縦227mm 408ページ
造本:アジロ綴じ 本文二色刷り
装釘・本文レイアウト・編集協力:山本浩貴+h(いぬのせなか座)