2021年4月17日 (土)
刊行記念
『ステートメント宣言。』刊行記念!
「寄藤文平と岡本欣也がこの20年でつくってきたもの 〜大人たばこ養成講座からステートメント宣言まで〜」
グラフィックデザイナー 寄藤文平さんとコピーライター 岡本欣也さん。二人は「大人たばこ養成講座」や「あなたが気づけばマナーは変わる。」など長年にわたるJTのマナーキャンペーンをはじめ、「LOFT」、「BE KOBE」、防災関係のクリエイティブなど、これまでに数々の仕事を共にしてきた間柄です。3月に発売された岡本さんの著書『ステートメント宣言。』の装丁や文字組みを寄藤さんが手がけたのはもちろん、この本の全体構成なども折にふれ寄藤さんに相談したそうです。
『ステートメント宣言。』がテーマとしているのはボディコピー、中でも近年、多くの企業が掲げる方針、約束、声明、宣言などの「ステートメント」です。本書では、師匠である岩崎俊一さんの言葉に導かれて岡本さんが書いたステートメントと他の方のステートメントを織りまぜながら、その時考えたこと、話し合ったことなどを綴っています。
そこで今回『ステートメント宣言。』刊行にあたり、お二人が20年にわたって作り上げてきたものを振り返るトークイベントを開催することになりました。これまで共作された広告や書籍の仕事について語りあうとともに、岡本さんには今回の本に込めた思い、寄藤さんにはメッセージとデザインはどう融合するのか、などもじっくりと語っていただきます。
※書籍の発送はございません。
お渡しは、イベント当日に受付にてお渡しいたします。
※大事なお知らせ
・手洗い・うがい、自宅を出る前に体温測定のご協力を必ずお願いいたします。 熱がある場合、体調に異変を感じる場合は参加をお控えください。返金いたしますので、その旨をお伝えください。 また入り口での手の消毒、マスクの着用を必須といたします。マスクを着用されていない場合、会場に入れませんのでご注意ください。
・お席は間隔を空けて、お座りいただく形です。
プロフィール

岡本 欣也
おかもと・きんや
コピーライター・クリエイティブディレクター
岩崎俊一事務所を経て2010年オカキン設立。TCC賞、ADC賞など受賞多数。
代表的な仕事
ジオス「英語を話せると、10億人と話せる。」キリンフリー「飲酒運転を、0.00%に。」家庭教師のトライ「トライなら、落書きするヒマを与えません。」ブックオフ「ゆるく行こうぜ、休日ブックオフ。」ホンダ「ハイブリッドカーを、安くつくれ。」GODIVA「日本は、義理チョコをやめよう。」金麦ザ・ラガー「人間、飲んで食ったら、大満足。」など。「トンボが動いている。人が、何かを生み出している。」「年賀状は、贈り物だと思う。」など岩崎俊一さんとの共作も多数。

寄藤 文平
よりふじ・ぶんぺい
グラフィックデザイナー
1973年、長野県出身。2000年に有限会社文平銀座を設立。広告のアートディレクションとブックデザインを中心に、ロゴデザイン、アニメーション制作、執筆活動なども幅広く行う。著書に『ウンココロ』(実業之日本社)、『死にカタログ』(大和書房)、『デザインの仕事』(講談社)『元素生活』(化学同人)『yPad10』(朝日新聞出版)『数字のモノサシ』(大和書房)など。
書籍情報

『ステートメント宣言。』
広告コピーというと、一般にキャッチフレーズを思い浮かべる人が多いでしょう。
しかし、本書がテーマとしているのはボディコピー、
中でも近年、多くの企業が掲げる方針、約束、声明、宣言などの「ステートメント」です。
本書は、この「ステートメント」に着目した初と言える書籍です。
近年、企業、商品、サービスの広告ということにとどまらず、プレゼンテーション、インナープロジェクトのコンセプトの策定など、あらゆるフェーズで「ステートメント」が求められるようになってきています。
コピーライターとして多くの広告を手がけてきた著者・岡本欣也は、ステートメントを書くことは「商品や企業が生まれてきた理由を探す」ことであり、広告の仕事とは「その眼差しのことである」と言います。
そして、そのことを著者に教えたのは、「すべての商品には、必ず存在理由がある」と言った師匠であるコピーライター 故・岩崎俊一さんです。
師匠の言葉に導かれて書いてきた自身のステートメントと他の方のステートメントを織りまぜながら、その時考えたこと、話し合ったことなどを綴っています。
本書では、これからの時代におけるコピーライターに求められる仕事を改めて捉え直し、著者が培ってきた技法や考え方を公開。
同時に、多くの人に伝わり、心に残るコピー、言葉とはどんなものなのか、
手にした読者の皆さまにも改めて考えていただく機会になると思います。
広告に限らず、仕事の中で文章を書いているすべての人にぜひ読んでいただきたい1冊です。