2017年2月18日 (土)
刊行記念
『家族最後の日』(太田出版) 刊行記念
「家族をめぐる対話」
植本一子×窪美澄トークイベント
前作『かなわない』から1年。植本一子さんの著作『家族最後の日』が刊行されます。母と義弟をめぐるふたつのエッセイ、2016年の8月末~10月中旬までをつづった日記で構成される本書は、植本さんの生きた軌跡です。
今回のイベントでは、『ふがいない僕は空を見た』や『すみなれたからだで』などの著作のある小説家の窪美澄さんをお招きし、お二人にとっての「家族」について、そして母と娘の関係、日々をどのように見つめて生きているかなど、率直にお話しいただきます。
ご期待ください。
イベント終了後、お二人のサイン会も行います。

植本一子
うえもといちこ
一九八四年広島県生まれ。二〇〇三年にキヤノン写真新世紀で荒木経惟氏より優秀賞を受賞、写真家としてのキャリアをスタートさせる。広告、雑誌、CDジャケット、PV等幅広く活躍中。著書に『かなわない』(タバブックス)、『働けECD――わたしの育児混沌記』(ミュージック・マガジン)がある。
ホームページ http://ichikouemoto.com/

撮影=ホンゴユウジ
窪美澄
くぼみすみ
1965年生まれ、小説家。2009年「ミクマリ」で第8回R-18文学賞大賞を受賞し小説家デビュー。2011年、受賞作を収録した『ふがいない僕は空を見た』(新潮社)で第24回山本周五郎賞受賞、第8回本屋大賞第2位。2012年、『晴天の迷いクジラ』で第3回山田風太郎賞受賞。最新刊は、『すみなれたからだで』(河出書房新社)。
書籍情報


『すみなれたからだで』
窪美澄
河出書房新社
焼夷弾が降り注ぐ戦中の東京で真智子が過ごした峻烈なる一夜、沈みゆく昭和末に文が養父から教えられた喜び……時代を超え、生きることに通底する痛みと輝きを凝視する短篇集。