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亀山亮 写真展「DAY OF STORM」

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金沢・SLANTにて行なわれた亀山亮写真展「DAY OF STORM」が、ここ青山ブックセンター本店に場所を移し開催されます。

亀山亮(1976年-、千葉出身)は、世界各地の紛争や混沌へ赴いてはカメラを手にその極限の風景と対峙し、自費出版などのインディペンデントな活動を通じてそれらを告発してきた写真家です。こうした活動の中で彼が最も注視し続けているのが、戦争という狂気に日常生活を侵され、同時にその状況へと自らを投じざるを得なかった名もなき民衆の姿でした。彼はあらゆる生と死をそのフィルムに等しく焼き付けることで、我々の固定観念や常識を越え感覚に訴えかけるようなリアルを提示し続けています。こうしてアフリカを8年に渡って取材した成果である写真集『AFRIKA WAR JOURNAL』は、2013年に第32回土門拳賞を受賞しました。

この写真家が20年前に初めて訪れ、7年前から暮らす八丈島を舞台とした作品を公開する貴重な機会となります。島民や友人らの日々の営み、そして村祭を舞台に若者らの高揚する様子など、まさに「ハレ」と「ケ」が躍動する一瞬を切り取ったモノクロームの断片たちは、先の戦争を追った写真が持つ過激さとは一見異なるものの、結局はどちらも我々の世界をも象徴しているのではないでしょうか。つまりこの世界は総じて光と陰、清と濁とで織り成されていて、彼は作品に救いや警鐘といった安直なものを込めることなく、写真が元々持つ途轍もない強度のリアリティによって、我々の知らない現実そのすべてを感じるよう訴えているのです。写真こそが持つ「イメージ」の筆舌し難い魅力を、ぜひご覧下さい。